2011年1月30日日曜日

冬、晴れた日に・・・

こんな日はなかなかなくて真っ青な青空になろうものなら、すぐ外に
出てみたくなるのだ。お日様に照らされた木々の影が雪の上に写って
いて何ともいえない不思議な世界。あちこちにウサギや猫だろうか?
いや犬やカモシカだろうか?幾種類もの足跡がいっぱいだ。
何時、どんな格好で歩いているんだろうか?昨夜の出来事に間違い
ないのだが・・・・
玄関脇のブナの木に積もった雪、この青空の中で何だか嬉しそう。
このブナ敷地内にあるブナの中では春一番に芽吹くのだ。
今はその春をじーーっと待っている。私も待っている。

こんな日の朝はとっても寒くマイナス9度。今日もまた真冬日だ。

冬の消火栓はこんな感じ。ホースを収納している所にも雪が積もって
微妙なバランスで落ちないのが面白い。まだまだ冬の折り返し点、積雪量は
これからどんどん増えて看板を埋めてしまうかもしれない。

2011年1月29日土曜日

ピアノリサイタル IN爺森

さきほど、レストラン爺森で仙北市在住の畠恭子さんによるピアノリサイタルが開催されました。

暖炉に火が灯され、照明も落とされた状態で結構雰囲気が良かったです。約30分の演奏でしたが、どのお客様も演奏に釘付けでした。

内容はショパン・チャイコフスキーなどが中心でした。まぁ私にはさっぱり違いが分かりませんでしたが、引き込まれるような不思議な感覚というものを味わいました。

次回は、2週間後の2/12(土)20:30~を予定しております。

お泊まりのお客様でなくても入場無料でご覧いただけます。

2011年1月26日水曜日

大寒を過ぎました。

猛吹雪の6日間!桜の剪定が終了しました。桜の”これから”60年先の風景の基礎造り!一日3本半のペースで手入れを進めました。来年咲く枝。今年咲く枝を見極め、光と風を入れる大仕事です。一週間ブリッジの花たち元気でいました。

冬の小劇場オープンの日。九州、五島列島からお客様がありました。日本に宝あり!日本は世界の宝である事を伝えてくれました。小さな島”小値賀(おじか)”!同世代のチャレンジ、苦しみ、夢は”勇気の花!”ホテルブリッジ、ゼラニューム。
田沢湖ビールレストラン前。コブシの冬芽!このふわふわの芽、なかなか撮影できませんでした。本日は、ラッキー!暖かさにカラを破り、寒さに耐え、春、田んぼを起す頃、真っ白な花を咲かせます。小劇場竹取物語。


今年の桜剪定は、第一回目の”芯を止める”作業に入りました。太陽を一杯受けて上へ上へ伸びた枝は美しく、花芽もぷっくりと膨らんでいます。”劇場は、人間である場所”と言った人がいます。竹取物語は、忘れていた”月”を思い出させます。



桜の頂点の年輪です。大きく育ちました。これからは、下へ下へ誘導して行きます。”カミツレの花の様に顔を上に上げて生きて行け”の美しいメロディがありました。限りある命。二度と逢えない命。けれど、月を見て、星を見て生き続ける”人間”。




2011年1月23日日曜日

刻々と姿を変えていく田沢湖です。

何時も眼下に田沢湖を眺め冬の寒い中、性懲りもなく散歩しています。
こんな曇り空の日は雲と太陽と田沢湖とが怪しく蠢いて、一時も同じ姿
ではいてくれません。「もっと美しく!!」「あの雲何処かへ行って」
そんな事を考えながら見ていると寒さもすっかり忘れてしまいます。

ここのところ毎日マイナス5~6度、真冬日が続いています。
けっして暖かくはないけれどこんな時の散歩は身が引き締まって
なかなかいいものです。光り輝いている田沢湖が川のように見えました。

今日も雪、昨日も一昨日も明日も明後日も毎日激しく雪が降っています。
それでも湯沢や横手よりは少なくて積雪1メーター30。皆様が驚くほどに
雪の少ない冬なのです。例年だと屋根から落ちた雪が窓を塞いで真っ暗に
なって何度も雪寄せをしているのに今シーズンは一回もやっていません。
小屋の屋根の雪降ろしだって2回のみ、おかげで老体は助かっています。
雪降ろしの事故が多いので気をつけなくてはいけませんね。

2011年1月22日土曜日

「竹取物語」初日!おもしろい!!



「竹取物語」初日あけました!

初日といえば
人間でいうと誕生日みたいなもの
大切な記念日です

でも昨夜からあいにくのお天気
雪・雪・雪

でも心配ご無用

こんな時こそ景気良く
初日のシンボルとして大きな紙風船を上げるのだ!

そうだ!大空へ舞い上がるのだ!と気合いを入れて
開演前に準備する面々小屋から引っ張り出し

膨らんで膨らんで

しかし

現実は厳しい・・・自然は厳しい・・・

気合いを入れて準備するスタッフに
容赦なく降り積もる重たい雪

雪の重みと水分によって
次々と穴の開いてしぼんでいく紙風船

とっても無念・・・そしてとっても前途多難な感じ・・・

でも

紙風船は上がらなかったけど
作品への思いはきっと大空へ届いた・・・はず?

その勢いで
「竹取物語」初日公演が開幕

反応は上々、・・・それどころか大好評!

笑える舞台?、それとも泣ける舞台?、はたまた感動の舞台?

いえいえ、その全部です
とっても欲張りな舞台なのです

お客様に喜んでほしい!楽しんでほしい!
という思いの溢れた作品

小劇場公演とは思えない豪華な舞台セットも衣装も見どころの一つ
わらび座の底力をお見せします

わがままなかぐや姫による欲張りな竹取物語
(ここだけ読むとドロドロした舞台みたいですね)

でも実際は心洗われる物語
本当に元気になります!実際に観るとびっくりしますよ!

終演後には初日公演の記念品として
ご来場の皆様に「三太の米」(お菓子)をプレゼントしました
この舞台を観ればきっと貴方も欲しくなる一品です
もう一つおまけ

劇場前の風景(竹のなかの人形も要チェック!)
この舞台はこれから3月21日まで上演されます

皆様のご来場お待ちしております!





『雪』

グラウンド・ゴルフ場の脇の通路です。毎日除雪しており、雪の壁で周りが見えません。ちょっとサバを読んで、身長180㎝の私に迫る勢いです・・・。(あっ、ここがツッコムところですヨ!)

宴会場の外のつららです。例年より早めに順調に成長しております。3m以上あるもようです。

施設管理のヨシミとヒロシの名コンビです。玄関の屋根に雪が積もってしまい危険なので雪下ろしをしているところです。はしごを掛けるのが面倒だからということで除雪用のローダーのバケットに乗り上下していました。頼むから気を付けて作業してくれ。

今年は、例年より雪が多いですが、山あいでないと体験できないこと、見れない景色もあります。ちょっと足を伸ばしてみてはいかがでしょうか?

いよいよ「竹取物語」初日!


おはようございます!

本日13:30より
冬の小劇場公演「竹取物語」
いよいよ初日を迎えます!

初日の記念に
かぐや姫のデザインされた巨大紙風船
小劇場前であがります
※天候によって上がらない場合もあります

公演の大成功を祈って
冬の大空に舞い上がってほしい!!

そしてそして

舞台はもちろん最高の仕上がり
明るく笑って楽しめる作品は寒い冬にはぴったり!

若干ですが当日券も販売します
ご来場お待ちしております




2011年1月18日火曜日

イベントのお知らせ

きららかで行なわれるイベントのご案内でございます。
今年もきららかではいろんなイベントを開催いたします。

第1弾は、イベントはバレンタインデーにあやかりまして
「バレンタインスイーツバイキング」を開催いたします。
日時は 2月13日(日) 12時~
バレンタインと言えばチョコレートですが、
その他にもいろんなスイーツを提供いたします。

第2弾は、春分の日にちなみまして、そのままですが
「春分の日ケーキバイキング」です。
日時は 3月21日(月) 12時~

第3弾は、4月で当館も営業開始から丸7年となり
「7周年記念バイキング」を行ないます。
日時は 4月16日(土) 12時~

会費はどちらの企画も
大人 2000円、小学生 1000円、幼児 500円
となります。

※1)要予約とさせていただきます。
※2)定員60名様までとさせていただきます。

お昼の開催ですので、スイーツ以外にも軽食などもご用意いたします。
もちろん、お飲物もコーヒーや紅茶をご用意いたします。
展望レストランから日本海を眺めながら少し贅沢な一時をお過ごしくださいませ。
ご予約、ご来館をお待ちいたしております。

2011年1月17日月曜日

人が創る!

”ノジュール”と言う言葉を教えてくれた人がいます。生きていた物を一瞬にして地球の大爆発と共に石の中に丸め込んだ”化石”。人間の力で、その時代を見ることも、入っていく事も出来ないけれど、”空想”と言う偉大な遺産。”感性”

ホテル前庭からレンガの花壇が並びます。雪で埋まり、土は凍っています。植えられたパンジーは、生きているのか?と不思議になります。雪の中で強い緑の新芽です!こんな寒さの中でも、一株で植えたものが、二株に育っています。

わらび座60周年と共に、わらび座を自らの足で歩き、整備し続けた先輩たちが65歳を迎えて行きます。初代から庭造り18年!造園の仕事は、様々な重機への理解が欠かせません。ビール工場スタッフによる小劇場への道!


昨年の秋から暖かい日が続き、硬い冬芽を開いて、心配しました”トサミズキ”。一年飾った”土佐”に因んだ”龍馬”の手ぬぐいを新しくしました。わらび劇場に花開く4月、5月!桜の白い花房とトサミズキの黄色くカンザシ状に垂れた花を思い浮かべて!



雪一面の芸術村庭!一年一年カラーポップを増やしてきました。小野小町に因んだ”芍薬”。思い出の中に未来がある!人間の心有る限り、命ある限り、”感動する心”を庭からお伝えします。18年の歴史。初代が伝えてくれた60年の歴史。




2011年1月16日日曜日

何処までも続く雪の道。

今日はマイナス5度。一日中マイナスの真冬日がずーーっと続いているので
前の日よりも温度が高いと少し暖かく感じます。ここのところ毎日マイナス7度
とか10度、一番寒かった日はマイナス12度にもなって空気がキーーンと
していました。

積雪10センチ以上にならないと市道は除雪してもらえないのでこうして
足跡や車輪の後が残っています。
私の横を車が通り過ぎたのにまた戻ってきました。「何かあったのかな?」
行ってみると何とスリップした後が残っていて坂を登りきれずに引き返して
きたようです。後4~5メータで県道に出られるのに急がば回れですね。
雪の下は凍っていて気をつけないと私だってつるっと滑って転びそう。
道路から眺めた田沢湖。今日は夕日が雲に隠れてその隙間から光が湖に
降り注ぎ光っていました。何処が雲やら湖やら・・・暫く見ていると境目が
解るようになりました。
光り輝く田沢湖は何色?茜色、金色、銀色・・・何色とも言えない美しさ。
雲が風に流される度に色も変わっていくので暫く佇んで見ていました。

道路横の雪の壁はようやく1メーターを超えました。例年より積雪量は
少ないような気がします。
サルナシやヤマブドウ、アケビのツルが縦横無尽に伸びていて少し採って
リースを作ってみたり、そんな時は童心にかえりますね。

この枯れ花はツルアジサイ。大木に絡み付いていたのに強風にあおられて
あちこちに散らばっています。蔓を丸めたところにちょんちょんと差し込むと
いっぺんに素敵なリースの出来上がりです。歩きながら2~3個作るともう
心がほわっとして大満足、寒さも和らぐ感じです。

散歩から帰ってくると山下パパは東屋の雪降ろしをしていました。
身体が温まってきたのでしょうか顔から湯気が出ていました。
「ご苦労さん」と一声かけると「おー」と短い返事、冬の一こまです。

根菜類たっぷりの新メニュー登場!


宿泊のお客様向けに新メニューのご案内です。

冬の間のみならず不足しがちなお野菜・根菜類をたっぷりと使用した、女性向けのご夕食メニューとなっております。


女性向けとは言っても、ご夫婦で特別な日にご利用いただくのもお勧めです!

上の『根菜鉢』をメインに、雑穀・手打ちそばを主体としたメニュー内容となっております。ちなみに、根菜鉢に付くお野菜は食べ放題です!!

1泊2食9000円~・2名様より承ります。ホームページからもご予約いただけます。

2011年1月15日土曜日

まもなく冬の小劇場公演が開幕!


お正月公演が終わって
ほっと一息

・・・する間もなく
冬の小劇場公演「竹取物語」が
今月22日にスタートします!


作品についてはこちら
http://www.warabi.or.jp/mini/taketori/

初日には同公演を記念して
かぐや姫のデザインされた
全長5メートルの紙風船が上がる予定です

わらび座創立60周年の幕開けともいえる公演
これは必見の舞台です

ご期待下さい!

1月22日はわらび劇場へ!




2011年1月13日木曜日

ふるさと祭りin東京ドーム

田口です。ども
新年のあいさつもせずすいません。お詫び申し上げます。
ということで、今更ながらあけましておめでとうございます。
本年も田沢湖ビールをよろしくお願い申し上げます。

さて、11日・12日と私は強行スケジュールで東京に行ってまいりました。
18時44日発のこまち号に乗り東京駅には22時8分着。
品川に宿をとり12日の10時より打ち合わせ。
これが今回一番のお仕事でした。

そして打ち合わせが終わり一路水道橋へ!
現在東京ドームでは「ふるさと祭り東京」が開催されており
秋田県ブースも出店、その中に仙北市ブースがあり、田沢湖ビールを販売していただいております。

ドームはすごい人!びっくりしましたがこの日は少ないとの事。これで…うーんやっぱ都会は違う。
おかげさまで田沢湖ビールは順調すぎるくらい売れておりました!
うれしい限りです。



ちなみに同じ芸術村内にある「森林工芸館」も別ブースで出店しておりました。


ふるさと祭り東京は1月16日まで開催します。お近くの方は是非足をお運びください!
全国のおいしいものがたくさんありますよ!
そして田沢湖ビールを飲んでください(^○^)

2011年1月12日水曜日

伝え、受け継ぐ!

一日一日、まっ逆さま天気の秋田です。わらび座第二稽古場と第三稽古場。朝の気温が-14℃から日中0℃の気温差!このまま全部の雪が融けてしまうのでは?と思う天気。でも今日は、吹雪です。
第三稽古場からアトムの新メンバーによる稽古の歌!ふと見ると、運動靴で裾を上げて社員寮の前を立ち往生していたのが”岩ちゃん”。アトムの客演”タケさん”。人間味あふれる岩ちゃんの名演技に再会!!除雪車で”岩ちゃん道”(笑)を付けました。

降る雪が重い!そして夜の吹雪と朝の零下。樹を守っているのが、この”雪吊り”!広島生まれの”雪を知らない”自分が、20数年の秋田の暮らしで身に付けた”勘”。樹と一緒に居る幸せな時間。


ホテル裏に白樺が並びます。この辺りが、厨房食材園。椿、南天、ニオイヒバ、ギンナンなど和食の添えに使われる木々が並びます白樺の幹肌!風の吹く向き、勢いを知らされます。



ホテル前庭。縮小庭園は、どっしり雪に覆われています。この小さな庭の中に、雪の下、”春を待ち焦がれて眠る”山野草がひしめいています。秋の紅葉の時期、一際グリーンの美しい”ヒカゲノカズラ”雪の中でも瑞々しい!




2011年1月9日日曜日

本格的な冬になりました。

急な坂の所にはこんな感じでそっと砂が置いてあって結構助かるのです。
レッカー車を呼ぶほどでもないし車をとめて人に頼むのは大変だし、
そんな時はとても役にたっているようです。中には勿論砂が入っていて
それを雪の上にまくだけで何とかなったりする優れものです。
夏は全く気にもしないのに冬になると毎年そこに目がいくのです。

朝7時マイナス10度、日中でもマイナス7度の寒ーい日にわざわざ散歩に
行ってきました。時々強風で地吹雪状態、立ち止まって風を背に受け
やむのを待ちます。道路も木も見えなくなるほどでした。
大きなナラの木が目の前に現れました。木が立っているすぐ下は先達川
木も殆ど無くて崖っぷち、一足踏み外すと大変なことになってしまいます。
そんな所にずーーっといるのですから根がしっかりしているのでしょう。

「どうしてもキリタンポを作りたいんです」その熱意に押されて皆様と一緒に
作りました。意外と男性陣が上手で瞳がキラキラ輝き魅力的でした。
勿論、女性陣も頑張っていましたよ。

棒に巻きつける時は集中しないと上手くいきません。イライラしたりほかの事を
考えたりしているとやはり仕上がりは良くないのです。無心に入魂、心の中で
きりたんぽとお話しながら巻きつけていくとだんだん良い形になっていくような
気がします。
こんがりと焼き上げて棒から抜いて出来上がり。棒に均等にくっついて
いなかったりするとなかなか抜けません。無理にひっぱると割れてしまうので
またまたキリタンポとお話しながらひっぱてみたり回しててみたり。
「なかなか抜けないなあ。そっとそっと優しく優しく」心配そうに見ている人も
心を合わせ一緒にやっているようです。
香ばしい匂いが立ち込めて美味しそうなキリタンポができました。

2011年1月5日水曜日

時、人、財なり!

初春のお喜びを申し上げます。新年のホテルブリッジからゼラニューム!低温に弱い花。細やかな手入れ、真剣な水調整により花を見せてくれます。ホテルから温泉のある”ゆぽぽ”まで、ふと心温まる場所。
今年の”わらび劇場”!年末一気に一日中降り続けた雪!ローダーが大活躍。今日は、”0℃の雪”。重い雪。樹に圧し掛かる雪を見ると、ヨーロッパで洪水に変化した雪を思います。わらび劇場から、岩木山のお囃子が幕を開けました。

”お山”。各地にこの呼び名があります。庭の石組みも10数年、時を経て風に太陽に雨に鳥に虫に育てられました。何もなかった場所に石が組まれ、風景となる日。木々や岩肌に育つ”苔”の青さが、命の時間を教えてくれます。


森林工芸館庭。ピンと張られた”雪吊り”。こんなに新年から重たい雪でも持ち応えていました。”結び”の方角は、全て”わらび劇場”へ向かいます。文化を創るのは人間。それを発信するのも人間。大地が教えてくれる命の叫び。



エコニコ農園ブルーベリー園!天に向かってボウッと”赤い枝”が燃立ちます。ほとんどの苗木が全滅した年、”根が生きていれば何とかなる”の言葉をくれた師。生け花を見るような”光”を感じる剪定。雪の中で、白い花、ブルーに揺れる実を想像します。