2012年11月28日水曜日

繋いで育て守る!

 ”僕は、ここにいます!”エコニコ農園ブルーベーリーの苗木も冬支度。三つのブルーベリー園の木々も”ノブチャン”と二人で結び続け、”雪囲い”も終了!枝には、来年の花芽が育ちます。重い雪の降る神代では、花芽を守る縛り方の工夫が!
 落葉した葉がすっかり地面に馴染む頃、雪と共に立ち上がり輝きを見せる”ヤブコウジ”。東屋のある庭。ハウチワカエデの木の下に植えられたヤブコウジ、木陰に守られ一年ごとに増えて行きます。一日毎、寒さ増し、厳しさに顔を上げる命!
 ”生きていて良いんだべか?”わらび劇場”遠野物語、第一部。津波で妻を亡くした男が叫びます。災害、病、事故。命への問いかけ。けれど、山に生きる娘が歌います”どんな人にも生きていれば必ず咲いてくれる花がある”と。秋菊。
 日本には、”モッタイナイ”と言う言葉があります。大切に使い切る心。捨てる時にでさえ”供養”と言う礼儀がありました。震災の日、何もかも止まり、”有る”のは空から降る雪と、薪ストーブ、そして人の真心でした。藁を縄に生かした農の心!その”手仕事”。
雪吊りは、造園の伝統技術。来年の実りとお客様への幸を祈りながら、樹に”縄”を張っていきます。雪を想像し、その重量に耐えられる角度、強度を考えます。乱れた枝も綺麗に刈り込んで春を準備!ホテル売店の外、渡り廊下に集められた宝!

2012年11月21日水曜日

小雪!里へ里へ。

 アンネのバラに雪!粉砂糖のような雪!秋の”アンネの薔薇”は、深く濃い色。そおっと開いた蕾に雪。直ぐに雨に変わりました。雪囲い作業を一旦停止して、モミガラ運び!雪が来る、雪が来る!冬支度、雪を想像しながら庭を守ります。
 すっかり落葉した庭。黒い幹肌が”影絵”の様に美しい!その中で未だ紅葉を見せてくれる”土佐みずき”。来春は、坊ちゃん劇場で現在上演中の”幕末ガール”で、わらび劇場が幕開きます。南の風!温かく勇ましい南の風!
 わらび劇場の両サイドにポッと灯る”ドウダンツツジ”。50本のドウダンツツジが劇場の入口から田沢湖ビールレストラン道中を明かりの様に並びます。落葉した落葉は、木々のお布団!かき寄せ根元を保護します。雪が乗れば、温かい腐葉土!
 わらび劇場階段に並ぶプランター。雪が本格的に来るまで、何とかお客様の足元を花で飾りたい!パンジーで始まりパンジーで終る秋田の四季!寒さに強い花たちの出番!寒いほど凛と咲く!
プリムラ(桜草)。今年は、ナデシコとプリムラを試してみました。零下になると凍って枯れる花。例え雪が乗ったとしても春咲く花たち。一年を思い起こしながら、劇場を満開に出来る”策”を練ります。プリムラは、花が枯れても下からもう蕾が!

2012年11月17日土曜日

ついにやってきた!


今日ついに劇場にやってきました。


何かといいますと。。。

なんとカッパさんたちです!!

・・・というのは嘘ですが
新聞記事と劇場情報には何度か載せていましたが


劇場にカッパの扮装でご入場されますと
もれなく劇場観劇料を半額にするというサービスです‼

お得ですよね♪
ご予約のお客様ですと3,675円⇒1,838円
当日でも4,200円⇒2,100円になるわけです。




遠野物語が始まった時と同時期に開始したサービスですが
なかなかカッパさんは現れず(・_・;)
ですが今日2ヵ月半待った甲斐がありました!

5匹のカッパさんのクオリティの高いこと (◎◇◎)
カッパのお皿もばっちりです。


あと1ヵ月を切った「遠野物語」
是非カッパの扮装をして
お得に観劇しませんか?

チケットのご予約はこちらから(*^_^*)


2012年11月14日水曜日

後に続く者を信じて!

 改装したホテルのロビー。暖炉に”火”が入りました。エコニコ農園で山から切り出した”コナラ”の薪!温かい炎が動きます。テーブルに飾られた秋の色。旧化石館で使用されたノジュールに、松ボックリ!森の中の様な楽しいロビー!
 明日は、おやじさん(原太郎)の命日。おやじさんが生きていたら108歳!ホテル5階の窓から裏林を見下ろすと”コナラ林の紅葉!”。”腕を組み胸を張り自分の歌を歌って雄雄しく進め”わらび座の60年。ずっとずっと見守る木々たち。
 5階の表窓から見ると”わらび劇場””田沢湖ビール”が庭の向こうに並びます。レストランの中にある工場では、地ビールが丁寧に造り出されています。”庶民派のプリンス”アルト!伝統の上面酵母を使い三週間以上の発酵を待ちます。
 劇場から直ぐの遊歩道入口。シロヤマブキが実を付けました。一度刈り取られてしまい根気よく再生を待ちました。今年初めて花を咲かせてくれ美しい黒い実を見せてくれました!朝霧が登る紅葉の山々!地球の空気を浄化する木々!
わらび劇場”遠野物語!開幕から小さな神々を感じさせてくれます。山、木々の集まる雄大な山!吹き抜ける風!倒木さえキノコの力で土へと帰る。小さな動物たちの命を支え神々しい木々を土へ帰す。”後に続く者を信じて走れ”今も昔も!

2012年11月7日水曜日

立冬!奇跡の芝浜。

 ”柳家さん若”第4回落語会が、わらび座小劇場で行われました。わらび座生まれの、わらび座育ち。一年ごとに、彼を育てた、わらび座の先輩たちも卒業して行きます。一年一年、一人一人とファンが集まり会場は超満員!作業場の”さん若人形”笑。
 紅葉の美しい季節、”立冬”なのに暖かい。落語会では、今年”冬の小劇場”で上演される”夢の皮財布”の元になった”芝浜”の演目が入りました。笑いながら感動もさせる、温かい落葉に包まれた芸術村の庭。終演後に玉川から虹が立ちました。
 小劇場(旧記念館)は、沢山の歴史が染み込んだ場所。60年の歴史も、語る人が居なくなっても、消えない心がある。かつて子どもだった人たちが、親になり、自分を信じるように又、小さな子どもたちの勇気や強さを信じる。ビール遊歩道。菊。
 ブナの落葉とコムラサキ式部。落ち葉の下の芝生は、濃い緑!大地は温かい。時を止めて、”生きている”自分の命”を感じる。”どんな人にも咲いてくれる、紫の桐の花”わらび劇場、遠野物語の中で歌われます。命は、ずーっと生きている。
ホテル前縮小庭園!秋の光の一瞬。カエデ、アカシデ、山桜、黒い幹に色が様々に重なるスポット!遠野物語が教えてくれる神々。落語の芝浜。幕末ガールは、海を超えやって来る!ブッダは、命の根源を教えてくれる。そして小町!わらび劇場が輝きます。

2012年11月5日月曜日

カッパお引っ越し!


『遠野物語』の始まりと同時期に
このたざわこ芸術村に出現した大勢のカッパたち


彼らはこのたざわこ芸術村で生まれた土のカッパです。
雨の日風の日夏の暑さにも動じず
皆様を歓迎しようと
自然の中でのびのびと育ってきました。




が、
さすがのカッパたちもこの秋田の寒さは苦手の様で
かわいそうなので劇場に新しい場所を作ってあげました。



これでカッパたちも安心して
皆様を歓迎できると喜んでいるようです

是非カッパたちに会いに来て下さい!
わらび劇場のスタッフとともに
たざわこ芸術村のカッパたちも皆様をお待ちしていますよ。

チケットはこちらからどうぞ(*^_^*)