芸術村には、たくさんの庭が、あります。造園の仕事をする様になってから、それぞれの庭に”名前”を付けるのが”夢”でした。アンネのバラと広島の被爆樹”アオギリ”のある”小劇場庭。色鮮やかなツツジが咲き、芝を刈り、ベンチを置きました。香り放つ”白花”の季節。オオヤマレンゲの蕾。花開く姿は、尊い”仏様”を思わせます。大山蓮華。
大道具の”マキクン”。かつてのわらび座”合奏団”では、トロンボーンの奏者です。合奏団の人たちが、広島のアオギリを被爆者の方から”種”を預かり、当時の庭担当者が、発芽させました。”マキクン”が、この庭に名前を付けてくれました。”安らぎのマダン”。マダンは、韓国の言葉で”庭”という意味。韓国の言葉を又1つ、覚えました。ありがとう。カムサハムニダ。
ホテル前庭。ヒメシャガが、群舞をなし、見事です。芝刈りが、スタートし庭中を走り回る私をエコニコ農園スタッフが、”結い戻し”と助けに来てくれました。この庭。実はエコニコ農園火石園長が造りました。細やかな山野草の識別が、必要なので、”草取り”と言っても、単純では、ありません。のぶちゃん、やまちゃん、ありがとう!
さあ!これは、何かな?庭中に、歴史の1ページが、あります。ここは、ホテルブリッジ真下の花壇。その名も”ゴールドコイン”。お金が、人の為、命の為、子ども達の為に生かされますように!この花を頂いた方は、空から庭をいつも見守ってくれています。
芸術村のあちこちが、甘い香りに包まれ始めました。大駐車場のナナカマド。7回焼いても焼けない?ほどの樹?ナナカマド。おもしろい名前です。名前に昔の風景が刻み込まれています。一心不乱に蜜を集める虫たち!わらび座”火の鳥”鳳凰編の天道虫”速魚(はやめ)”の歌声が、稽古場から聴こえて来ました。