ここは、化石館の裏手にある紅梅の樹。剪定が終りました。造園の仕事を始めたばかりの頃は、どんなに頭に描いても鋏(はさみ)を入れる事が出来ませんでした。7年!樹を治療し、観察し、移植し、一年のそれぞれの”生き様”を観て来ました。徒長を外し、短枝をブロックで”造っていく”その道筋が見えます。”咲いた花”の風景が見えます。
ホテルから、ゆぽぽに向かうブリッジ。ゼラニュームが今日も咲き乱れています。土に根を張り生きているものを、小さな鉢に”植え直す”。鉢上げ。今は、根が、どうなれば良いか、土の中を想像出来ます。何もわからなかった7年前。全ては、観察と”どうしたら良いか?”の探求の先に”道”が、ありました。
ホテル前庭を縁取る”ツルニチニチソウ(斑入り)”。雪にギュッと押しつぶされて”春”を待ちます。明るいグリーンに白い斑が入る事で、いっそう明るさが出ます。花壇の構造上何年も、花を育てる事が出来なかった場所も、このツルニチニチソウの植生が解決してくれました。水が多すぎる場所、水が、とても欲しい場所、”解決方法”が、たくさんありました。
ホテルブリッジから、春には、満開の桜を見ることが出来ます。角館へ向かう観光道路の両サイドを50本の桜が並びます。今年は、弘前市の300年の足跡に学び、桜開花の剪定(花芽を育てる)を始めます。やった事のない”夢への挑戦”。小さな行動と大きな勇気が、必要です。お客様の笑顔とわらび座公演。そして安らぎの庭を目指します!
雪の中、今朝は、-2℃。積もった雪が、”氷”の塊となり、木々や、様々な物を圧迫して行きます。けれど、生きてることは、”温かい事”。樹の体温が、雪を融かします。小劇場庭(旧記念館)の寒椿。星の様に無数の蕾を次々に散りばめて、花を咲かせていきます。