栗のイガの先。見えますか?色の薄い”小さな花”。これが、命の元。栗の花でした。栗に入る”クリシギゾウムシ”を完全に、なくす事は、不可能。命の流れがあるのです。虫の心になって、栗の成長を追って知りました。
見事に巻きほどかれた”花の命”。わらび劇場で上演中の”カンアミ”。観終わってこんなに多くを考えさせられている舞台も久々です。蕾を見ていると、登場人物”乙鶴”の舞いと、荒々しい人生を想像します。人生すべてが、”意志ある花”。
ムクゲは、一日花。美しさも、一日限り。そして、数ヶ月、次々と咲き続けます。ムクゲは、わらび座”つばめ”作品で、主人公”チェビ”がカンザシに挿し舞いました。カンアミの魅力は、”つばめ”と同作曲者の唸らせる、名曲にもあります。
8月に開花する”サルスベリ”。ヒロシマの被爆樹”アオギリ”の子株が、同丈に並びました。吉永小百合さんの読む”慟哭”に心が震えました。8/6、8/9、8/15.小劇場庭にある、アンネの薔薇、ヒロシマのアオギリ。”どんなに、水を飲みたかったか”。
暑い夏、天を破ったようなどしゃ降りの中も、強く咲き続けました。火が消えても”心は消えない”。命は生き続けるのだから”。”絶望するな"の言葉を”愛”一杯の”ことば”に遺してくれた”井上ひさしさん”。人も、花も、虫も、樹も同じ地球に生きている!