2010年8月25日水曜日

”骨のうたう”竹内浩三

暑い夏!じりじりと長距離ランナーの様な心境で仕事を進めます。1つの作品(庭)を仕上げる為に、自分の健康を大切にし、持ち場をやり遂げる...それが、集団の進化を支えている様に思えます。ホテル花壇。アサガオ。

造園作業は、連日、機械による”草刈り”です。”暑くない?”。いつも、つなぎルックにタオル、手ぬぐい姿の私に声が、かかります。熱中症を防ぎ、怪我を防ぐのが、”服装”。朝夕は、グッと冷え、秋の風。ホテル前庭。ナツハゼ。


”骨のうたう”と言う詩を知りました。戦後、たくさんの復興と富?引き換えに、失った”時”。人を思う時間。立ち止まり声をかける時間。笑う時間。空想の時間。多くの小さな命が、教えてくれます。逆戻りではなく、むしろ本道。田沢湖ビール。コスモス。



田沢湖ビール庭に大きなケヤキが、ありました。去年、台風に倒れました。”年輪の刻まれた”切り株は、遺しました。その周りに植えた、岩手、滝沢村の菊。一年、根を張り、二年、花を咲かせます。




”原由子さん”。昔、由子さんと、おやじさん(原太郎)が、棲んでいた社員寮の側に、ムクゲが咲きました。透き通った声と思いやりと知性に満ちた”由子さん”の声が、聴こえてきます。ムクゲは、由子さんが、大好きでした。おやじさんの植えた”ブナ”と一緒です。