一年。秋田は、この映像から始まります。フキノトウ。ここでは、”ばっきゃ”と言います。冷たい雪の下でも丸~い蕾をぷっくらとさせてジッと生きています。側にある苔も太陽に向けて触手を伸ばします。全ての生き物が、当たり前に暮らしてる。
ばっきゃを見つけたのは、ホテル前縮小庭園の石組みの縁。何日間か降り続いた雪も今日の雨で、又じっとりと大地に沈みました。枯山水の様に造られた庭の渓流。この何もない雪だけの景色の下に”春の命の爆発”が1月.2月.3月と眠ります。
突然の突風!”うっっうっ寒い”。”シバレルナア..”と言った方が心の表現に近い気もします。広島では、”寒いのお~”と言うところ。寒いのレベルが桁外れ。北海道に暮らした事はないけれど、寒さで生樹が割れる自然、暮らし、言葉。
ずっとどうしてるか気になるナメコちゃん。おおうっ!雪ナメコ!居るのです。居たのです。新鮮プルプルのナメコ。零下の時は、触るとカチンコチン!今日のように2℃ある時は、この通り。相手を知れば、真冬でも美味しいナメコ食べれるかも。
今年の雪吊りは、人生初めて!と言う76歳(女性)の方との作業。藁に触れ、藁が暮らしにあった人生を持つ人には、教科書はいりません。”生活と言う財産”。雪吊りの頂点の結びは、今年も来年も”わらび劇場”に向かいます。皆様に幸あれ!!