2011年5月25日水曜日

小さな知恵、無数に満ちて!

広島生まれの私は、戦争を知りません。けれど放射能と死の灰は、良く解ります。一瞬にして消えた広島。直後に降り注いだ死の灰。地球のうめき声が聴こえます。地球。母なる大地。ホテル前縮小庭園は、初夏の山野草!ツツジが満開!!

ホテル前庭。ミヤマオダマキ(深山苧環)。わらび劇場で上演中の”おもひでぽろぽろ”。土の歌。”土は宝箱、花や木の生まれ変わり”の歌詞。どうして、こんなに美しい色を出すのでしょうか?この心魅かれる可憐さは何故生まれたのでしょうか?



造園の仕事は、いつも地球に質問し、答えをもらいます。取った草も、刈った草も土に変わります。樹が葉を落として腐葉土を小さな虫や微生物たちと造る様に、樹の周りに美しく盛り付けて生きます。エビネ。この花を見ると”鳥の羽ばたき”を思います。





3/11の震災から、どれほど多くの知恵が生まれ、助け合いが生まれたでしょうか?ホテル前縮小庭園。ヒメシャガ。蕾は蝋燭の様に太陽に向かってツンと立ち、隣同士話し合う様に一つ一つと咲いて行きます。田圃に水が入り、田植え開始!







地上の美しさもだけれど、空を見上げると歓声が上がります。連日東北の修学旅行で中学生がたざわこ芸術村で元気にソーラン節を踊っている声が稽古場から響きます。教えていた”アテルイ”の役者も被災地で惨状を心に刻みました。美しい東北!!