目の前にニッコウキスゲと40年ほど前に噴火した女岳(めだけ1512M)の
勇姿。間に見える稜線との間をぐるっとまくようにして登山道がありこの山
一番のきついルート。男岳山頂にたどり着く頃には疲れきってしまいました。
しかし道中エゾツツジやミヤマウスユキソウ・・・山のお花が癒してくれるのが
嬉しい。下る人はニコニコと「もうすぐですよ」と励ましてくれ、登る人は
すれ違いざまに山頂をあおぎ「きついですねー」と荒い息。
ということで登った時の達成感は大きいのです。
女岳の間の登山道を登って行くと溶岩が流れた後が突然現れます。
「そうかーあの噴火していた時に見た赤い火がこれなんだー。
いまだに草木が全く生えていません。所々蒸気があがっていたりして
まだまだ活火山。遠くに田沢湖が見えました。
男岳(おだけ1623M)山頂から阿弥陀池、焼森(やけもり1550M)そして
左上方の雲間にかすかに見える岩手山(2038M)、良い眺めです。
ここらあたりの斜面はニッコウキスゲだらけで歓声をあげてしまいます。
ミヤマウスユキソウ。急斜面の岩陰にへばりつくようにして可憐な花が咲いて
いました。白い所は花ではなくて綿毛をつけた葉っぱらしい。
それにしても小さいのに目立っている。
ひばりのような声で鳴く小鳥がすぐ近くの岩で日向ぼっこ?
しばらくみとれていたけれど何処かに行く気配無し、居心地がよさそうです。
私のほうが遠ざかりました。
手前の山は笹森山(1412M)右端は湯森山(1472M)真ん中は笊森山
(ざるもりやま1541M)左端は乳頭山(にゅうとうさん1478M)、そして一番
遠くに岩手山。どの山にも違った花が咲いていてそこに行かないと見れ
ないのがいいですね。