2012年12月12日水曜日

被災地と共に!

 たざわこ芸術村の一年!今春、アテルイで開幕した”わらび劇場”。”故郷”。思えば、”いつでも”帰れる事が”当たり前”だった日々。雪の降り始めた秋田から、被災地を想います。勇気と愛の被災地!ゼラニューム八重。
 7月”遠野物語”の仕込みで、小道具部屋から外へ仕込み道具が飛び出していました。一頭一頭の虎が舞い、体をうねらせる度、わらび劇場は拍手の渦。火の鳥の”我王”そして遠野の”福二”。失った”魂”を引き戻す力。
 小劇場前のキンシバイ。まもなく雪に完全に押し潰されます。けれど、そのしなやかさで、冬を過ごし、春には又新芽を吹き、株を増やし、逞しく美しい花を咲かせます。わらび劇場に舞う”雛子剣舞”。柔らかな動き”命の花”。
 赤い着物の”座敷わらし”悪戯な河童。今は、見ることもない東北農業の風景、家畜とのやり取りに、ざわめく客席。この風景は、宝!”思い出”の中にある”未来”。ナデシコ。美しい日本の風土。風土が育てた日本の心。”福二”の”ありがとう”が染みて行く。
庭土の下。ボコンボコン!もぐら。この庭にミミズが居る”証”。”ミミズ”は庭土が豊かな証!芝で目の詰まった土の表面をエアレーションをかける”モグラ”。雪に何度も蓋をされ、流れ染透る地下水の音。全てが地球を浄化する。