2013年1月30日水曜日

二人で担げば!

 ”どんなに重いボテフリも二人で担げば軽くなる”わらび座冬の小劇場。落語”芝浜”より”夢の皮財布”!魚屋政五郎。芝居中に流れる歌詞。心を合わせ、力を合わせスタッフが創る小劇場ロビー!今日も庭一面”雪”。
 夏に集めた小劇場庭の”杉葉”。冬場、薪ストーブは、これがあれば直ぐに火がつきます。常緑の木々の葉には”油成分”があり、重く積もった雪もスルリと枝から落ちて行きます。自然を暮らしに生かす人間の知恵”優しい心”。
 ソメイヨシノ。わらび座28期研究生記念樹。現在の”たっちゃん、アリちゃん”たちの入座記念樹。今年、26期生の30年祝いでした。一年一年、樹の年輪のように太く、優しく、強く、繊細に逞しく、わらび座を支えます。5月満開の桜!
 お天道様に照らされて屋根の雪がズズッと落ちて来ます。しばし通行止めの”東屋”。雪は命の水。地球に生きる全ての命の糧。地下を川を海を旅して空に昇り又地上へ戻る雪。東屋の向こうに”小劇場”。人の心を解き放つ舞台!
小向さん70歳。優しい気持ち。夢の皮財布の中でも、お春が政五郎を心配して祠に”花”を供えます。”雪は空へ昇った人からの手紙”だと話してくれた人がありました。先達の愛は、遺産!震災の年咲いたホテル庭の”雪割草”。涙雨、涙雪。