角館武家屋敷!新緑の風。黒い塀の小窓の内側には、お洒落な簾。住む人があると、庭に花が咲く。花に微笑む人がいると、そこは素敵なアトリエになる。古くから引き継がれた歴史を刻んだ木々と今を咲く山野草。
ホテル前縮小庭園石組みのヒメシャガ(姫射干)。扇状の葉を持つ”ヒオウギ”。根茎は、嘗て漢方の鎮痛に。花を愛で、命も助く。勿忘草(わすれなぐさ)。海、海、海。海から隆起した山。そこに咲く花。
緑の風が吹きぬける!石組みに咲くツツジのピンク。植え込み根付いた芝桜。川が流れるように石に沿う。自分の美しく見える場所を命は知っているのだろうか?シャガ、一面に広がるブルー絨毯。沖縄の海を想う。
東屋のある中央広場。マルシェ、”手創る市”で賑わった一瞬。赤ちゃんが、お散歩する庭。”絵”が生まれる。透明な巨大鯉幟と嬉しそうに走った子供たち。葉がネバネバする”モチツツジ”。新緑色とりどりのカンテラ。
田沢湖高原の日陰に雪渓。”ゆぽぽ山荘”の周りはブナ林!一斉に芽吹く時。雨の降る度、太陽に向って葉が弾ける!フォーレのレクイエムを”ブナの芽吹く音”と話してくれた空の人。風の流れ、潮の流れ。月と太陽。