2009年11月14日土曜日

腐造(ふぞう)と絆”

わらび劇場で上演中の”舞子の蔵”をもう一度観る機会が、ありました。まるで、お酒が完成に近づくかの様に舞台が味を醸し出していました。庭では、冬、雪の圧力を借りて腐葉土にしていく”落葉かき”が、始まりました。落葉樹の葉”全て”が、樹を生かす土になります。宝です!!東屋庭。
花が美しく咲く瞬間。今日は、一日雨。雨に打たれても打たれてもむしろ美しさを増して行きます。酒は生き物、”命の水なんだ!”。杜氏の言葉が胸に響きます。どんな事が起きても、生きる道を探し続ける。その一瞬が、酒に命を吹き込んでいく。後は、目を閉じて耳を澄ます。心の耳!
暖かな日に、アジサイの雪囲いを終えました。エコニコ農園のブルーベリーも着々と雪囲いが進んでいます。命と向き合う仕事。縄で縛りながら、雪の重みを想定し、また、根を取ろうと足を伸ばす枝は、そのまま地面に残します。来年の春の想像!夏をイメージしての作業です。


ゆぽぽ玄関前、プランター。シロタエギクとパンジーのツーショット!!。クリスマスをイメージさせる”シロタエギク”は、寒くなるほど、雪を乗せた様な白い模様が浮き立ちます。このパンジーは、春植えた苗が、種を飛ばし咲いたパンジー。花を種で栽培出来るメカニズムを追っています!



イチョウのじゅうたん!”舞子の蔵”では、舞子が、何度も何度も人生の岐路に立ちます。けれど、酒があり、蔵があり、”良いものを造りたい!という夢が散りばめられていました。”腐造”を助けた、”もろみ”。自分自身の中にある”生きる力!誰が、どう助け、完成へ向かうのか?舞台に立つ一人一人が、
良いお酒に仕上がる絆の様でした。ホテル厨房食材園から。