2010年5月19日水曜日

小満(小さく無数に満ちる)

たざわこ芸術村の周りで田打ちが始まると、田圃に”命の水”が入り始めました。水面に色取り取りの花が写る季節。ホテル前、山野草縮小庭園。一番手は、”モチツツジ”。
ライラックも咲き始めました。ライラックが大好きだったスタッフが退職して、この花を見るたび彼女の笑顔を思います。65年。わらび座の中で、全国を歩き、”幸せの樹を人の心に”1本づつ、植え続けた”先輩たち”がいます。ライラック。たくさん花咲け!

ツツジが温泉ゆぽぽの日本庭園内でも美しく、あちこちに咲き始めました。新緑のグリーン一色に、見事な色を散りばめ、赤々と炎のように燃えています。命の始まり。”皆違う。そして、一緒に生きている”


草を一箇所の庭で、1千本むしります。”あ~!手首がグナグナになっちゃった~(笑)”。とつぶやきつつ、次の庭へ移動。又次には、芝刈り機を始動させ、庭中をグルグル走り回ります。そんな中でも、空を見上げると”無数に命が満ちている!”



樹の上では、小鳥たちが囀り(さえづり)、木の下では、フルフルと山野草が風に揺れます。ホテル前庭。”イカリソウ”。まもなく、深山苧環(ミヤマオダマキ)、姫シャガが始まります。どんどん、ゆるやかに庭のページが絵本を見るようにめくられて行きます。