2010年7月29日木曜日

ブルーベリー園で農業研修

 エコニコ農園で県内の女性を対象に行っている『レディース農業研修』。本日で第3回目になります。どんより曇り空でしたが何とかお天気も持って涼しい中での作業でした。

 今回はブルーベリー園の防鳥ネットの修繕作業と摘み取りを午前中に行いました。所々に開いてる穴を紐を通して縫っていきます。上を向きっぱなしだと首が痛くなりますね。しかし、穴の開いたままだと鳥たちがブルーベリーを突き放題なので、塞がないわけにはいきません。

 次に摘み取り作業。現在は7品種ほど採れるのですが、その中でも甘めの『ブルーレイ』と酸味のある『ダロウ』の2品種を摘み取りました。
ブルーベリー表面の白い粉(ブルーム)が取れないように、2本指でつまんで摘み取ります。ブルームは鮮度のいい証拠。最初は慎重に摘んでいましたが徐々にスピードアップであっという間に1kg以上は摘み取りました。


 今度はこれを選別して粒の大きな完熟した物を選びます。
あまりに軟らかいのは要注意。中に“ミバエ”が入っていることもあるので、エコニコ農園園長に聞きながらしっかり見極めます。


 午後からは採ったブルーベリーでジャム作り。本来は粒が小さかったり、未熟だったりした売り物にならないものを使うのですが、今日は大粒完熟ブルーベリー100%の贅沢仕様です。

 作り方は簡単。まず水でさっと洗い、鍋に入れて火にかけます。砂糖を2回に分けて入れ、煮詰まったら瓶に詰めて完成です。


 品種別に2種類のジャムが完成。やはり色が違いますね。
左が『ブルーレイ』。やや紫色が濃いめです。
右が『ダロウ』。色が鮮やかです。



熱い内に瓶に詰めたら、逆さまにして冷まします。こうすると瓶の中の空気も殺菌されるそうです。




 最後に食パンとヨーグルトにかけて試食です。
『ブルーレイ』は甘みがあってヨーグルトと相性が良く、『ダロウ』は酸味があってハッキリした味でした。
 参加者の中では好みが分かれましたね。ちょっと酸っぱい『ダロウ』が好きな方も多かったです。

次回の研修はちょっと先の11月にブルーベリーの木の冬囲いを行います。
割と折れやすいので、しっかり雪から守ってあげなくてはいけませんね。