2010年10月17日日曜日

今日もまた茸採り。

トチの大木と格闘する山下パパ。2人で両手を広げてとどくかどうか。
上の地面が平らになった所に倒れているのと急な斜面に倒れているのと
どちらの倒木にもビッシリと上物モタシ(ナラタケ)
「これから何時間かかるのかねー」2人で二時間余り採っていました。
見つけるとこ踊りするほど嬉しいのだけれどとにかく時間がかかります。

倒木だけでも十分なのに立ち枯れの大木にもあって、「よし!!!」と
登り始めてしまいました。下で心配そうに眺めている私なのです。
斜面に立っている木は危ないけれどなんだか残していくのは悪いような
気がしてどんどん上に。殆ど採って満足気、気分は爽快なのです。
「やったぞー」そんな声が聞こえてくるようです。

平らな所での茸採りは長閑なもんです。倒木に腰掛けて茸と対話もして
時々周りの藪を眺め天を仰ぎ「今日の好き日を有難う」とお礼をしてみたり
「人間はちっぽけだなー、力もないしー」「自然に生かされてるなー」
とか色々考えてみたりするのです。しかし大半は無の境地。
ひたすら茸を採る採る採る、時間だけが過ぎていきます。

お客様からいただきました。スケッチをしていって油絵にするのだそうです。
田沢湖と山と雲、大きなスケッチブックを見開きいっぱいに描いていました。
ほわっと暖かい、しかしどしっとしていてどの絵も素敵でした。
私の顔に「ちょだいちょうだい」モードが漂っていたのでしょうか?
本当に有難うございました。
少しアップにしてみました。ゆぽぽという看板(山下パパがつくりました)
もちゃんと描いてくれていました。
「時間があればもっと色もつけられたんですがー」
「いえいえ色はこの次にいらした時の楽しみにとっておきますから。」
そんな日が来る事を心待ちにしている私達です。