2012年4月4日水曜日

清明!東北人!

昨夜から台風の通過状態の芸術村。風にあおられながら、恐る恐る出勤。停電!水道も止まり、震災の再来のようです。庭全体を点検して歩き、危険な場所は、折れた樹を撤収。地吹雪、もう4月。雪のどっかり乗った花壇。

ずぶ濡れで作業して薪ストーブのハウスに戻ると、七輪と薪ストーブに火がついてお湯が沸いていました。師匠。火石ノブちゃん。岩手生まれの師匠は、震災の日も黙ってストーブの火を起こし、新雪からお湯を沸かしていました。純白のクロッカス!

沢山の困難を腹を据えて乗り越えてきたけれど、この季節外れの防風雪に心が折れていました。何故囲炉裏があるのか?何故人は、火を焚くのか?薪ストーブには、次々と人が集まります。不安な心をホッとさせてくれる温かい火。東北人!

昨年の震災の時、お食事処ばっきゃのお客様が泥付きの”ばっきゃ”を届けて下さり、小さなばっきゃの盆栽を作りました。今年も秋田県本庄から、ばっきゃが届きました。昨日鉢植えにしたばかり。雪と防風に耐えて春を待ちます。

明日は、二十四節気の清明!ゆぽぽ本館の改装工事が始まりました。長い歴史の中で痛んだ建物も、新しい顔に化粧します。ホテルブリッジのゼラニュームは、八重に咲き誇ります。本物の”わらび”になりたい!強い強い”わらび”になりたい!