2019年5月11日土曜日

立夏!命はバトンリレー

角館武家屋敷!大樅。建物と樹木が刻む歴史。角館庁舎向かい河原田家さんには、来年100歳を迎える”ユリノキ”。大正9年(1920)。17代目は、盛岡農林で宮澤賢治と級友。贈られた”種”を結婚祝いに植えたもの。
 ホテル前縮小庭園石組み。いつの間にか、植えた芝桜が流れる滝のよう!秋田は豊かな山々、美しい水。春が来れば”山菜”と呼ばれる恵み。カイ!大地の力。初春の”椿”が冷たい風の中、木陰に揺れる。
 紅い芝桜。白と交互に植えた。石組みの下で迎えるのは躑躅(ツツジ)。種が運ばれ石組みに芽吹いた自然の造形。自分を魅せる場所、太陽があり、天の水がある場所。組まれた石も時を経て自然造形に育つ。
 白樺の林で”ライラック”開花!二十四節気は”立夏”。田起しが始まる。山々がエールを贈り微笑む。水墨画の冬を経て、春全ての花が一気に咲く、そして、緑に包まれた自然の中”田園風景”が描かれて行く。
ホテル売店!その背中が私の道しるべ。昭和、平成、令和。わらび劇場作品は”明治”。結い髪に洋装の”井口あくり”。日露戦争。植物学者になりたかった倫太郎。負傷し車椅子で生きようとした。命紡ぐ物語。