今朝の気温-9℃!キンキン冷えました。こんな日は、一時快晴が見られます。ホテル売店前花壇。黄色い花芽を、チラッと覗かせて、今年の”クロッカス”が”こんにちは”。実は3日まえから、そおっと顔を覗かせていました。まだ2月。そう、秋田では、”雪と地吹雪”が普通です。雪がなくて、ホッとする反面、この乾燥。雪は、”命の水”なのです。
こちらも、ホテル前庭。”水仙”が顔を出しました。造園の仕事をしていると、まだ、”早すぎる!”。雪が、ないと乾燥した木々には、虫が発生します。雪がないと、樹の皮膚が痛みます。カンジキで、庭を歩くと、今からの時期は”固雪渡り”と言って、カチカチに固まった雪の上をテクテク歩けるものなのですが、地面深くまで融けていて、ズボッと、はまったりしています。
暖かい陽射しに,桜の花芽が”ぷっくり”と膨らんでいます。木の枝も、幹も、元気一杯で、グイ~ンと枝を青空に向かって伸ばします。地下に眠っていた木の根が、活動を始めると、木の枝が、赤紫に紅葉して行きます。写真に撮れないこんな”雪の上の風景”が大好きです。
わらび劇場前。田沢湖ビール、さくらホール庭。トサミズキ。2009年8月に”龍馬”を上演しました。樹木表示には、土佐のよさこい節と”龍馬”の手ぬぐいを飾りました。時代が大きく音を立てて変わろうとした時代。龍馬は、何を叫んでいたのでしょうか?”みんなの幸い”。菜の花の沖でも、龍馬でも、宮沢賢治でも、先人たちは、”愛”を伝えてくれます。
造園事務所の中では、この雪の期間、次々と花が咲きます。疑問に思ったことは、何でも持ち帰り”実験、観察”します。同じ椿が、芸術村に9種、13本あります。秋から、この2月まで、ずっと咲き続けているのが、ヤブ椿(赤)、ワビスケ(白)、寒椿、タチカンツバキです。八重や千重の椿は、いつ開くのか?ワクワク待ちます。