2010年4月7日水曜日

清(まっすぐな心)明(ユーモア)!

二十四節気”清明”を迎えました。造園では、芝地をエアレーションしてくれた”モグラ”スタッフ?(笑)に感謝しながら、土をならし、石を除去しています。ホテル前山野草の庭。”可憐!!”ついに、目覚めました。菊咲き一華(キクザキイチリンソウ)。本舞台まで、まだまだ変化します。終わりは、ありません。
長い冬の時代を超え、何度も何度も”温かさ”と”冷たさ”を体験し、太陽に向かって蕾はうなだれます。今朝は、8℃。刺巻の水芭蕉も白い蕾を”ツン”と立てて、スタンバイ!!花が舞台に立つ為に、雪で流れ潰れた土砂をきれいに整備していきます。今年もよろしく!

” 清明”の季節に、こんなにピタリ!と来る華があるでしょうか?茶色に枯れた落ち葉に守られて、冬を越しました。湿度、太陽の光、やさしく吹く風。そして、何よりも花たちを歓迎する”虫たち”がいるからこそ、花は輝くのでしょう!もっと美しく!もっと可憐に!ホテル前山野草庭。


”ぐっと”のびました!ユキワリソウ(雪割草)。濃いピンク、白い花、白だけど中央がピンクのもの。様々です。同じ環境でも、ちょっとした違いに敏感に反応し、それぞれが”自分にしかない”美しさを出して行きます。造園の仕事は、相手を良く観る事!その命を信じる事。心の耳を澄まし、”花の声、樹の声”を聴く事。



今年の花の動きは、又違います。単純に”温暖化”という一言では、表現できません。太陽光が強いのでしょうか?まだ、一ヶ月先の場所で”片栗の花”が蕾を持ち上げました。地温、太陽光、吹く風。今日も皆に聞いて回りましょう。(笑)”何をして欲しいのか?何をして欲しくないのか?”を。ねっ。片栗花さん。