何処に行ってもまだ山菜は出ていなくて「田沢湖畔はどうだろう?」と行って
みました。針金のようなコゴミがほんの少しだけ。他にはヨモギやニワトコ、
カタクリ、ミツバ、タチンボ(蕗の薹の茎)と春の初めの山菜ばかりです。
田沢湖をバックにして咲くカタクリの花。君、しばし何をか想う湖のほとり。
ウスバサイシンかなー?今咲くはなだったけ?もう少し後のような記憶なのに
目を凝らして山菜を捜していたら目の中に飛び込んできました。
目立たないけれど可愛らしい花、見つけると嬉しくなります。
整然と一本一本同じように伸びたコゴミ。食べごろです。
この春の山菜採り3度目にしてようやく連休中のお客様用の量がとれました。
でも林道には残雪があって奥まで行けず車をとめて後は徒歩で何時も行く
日当たりのいい沢沿いまでトコトコと。「あそこなら出ているだろう」
しかし何時もの春とは違っていて一斉に出ていることはなく伸びて羊歯に
なっているのもあれば出たばっかりのもの、食べごろのもの色々です。
まだ雪の下で眠っているのもあります。何か変です、この気候。
不揃いのコゴミ。沢吹く風の悪戯か成長がまちまちです。これも食べごろ。
コゴミの和え物、天ぷらと昨夜は皆様に召し上がっていただけました。
春の香りが口の中に広がって、春!!
何時も行く沢。ごうごうと雪解け水が流れています。この水が枯れることなく
ずーーーっと流れて海まで行くんですねー。
簡単に越えられそうなのに近くまで行ってみると、けっこう流れは急だし
深いし中の石はツルツル滑るしちゃんと装備をしていないと大変です。
釣り人発見。山菜採りも大声を出さずに静かにしないといけません。
「ちっとも釣れねえなー」なんて声をかけられてしまいうとなおさらです。