2010年5月12日水曜日

思い出す”力!”。

待ち焦がれたソメイヨシノが、”八重紅枝垂れ”へバトンを渡すと、同時に眠っていた木々の若葉が次々に葉を開き”眩しい緑”の季節に塗り替えられました。ホテル前山野草縮小庭園。シラネアオイ(白根葵)。この可憐な花。色の美しさと中央の房に金の気品があります。アトムでトキオを演じているのも、”葵くん”です。
いつだったか、”駒のイナナキの向うに、イヌワシが羽ばたいているよ”と教えてくれた人がありました。気候の変化で雪が少なくなり、今年はどうか?と心配しました。たざわこ芸術村の周りで一斉に田打ちが始まる頃、見事な駒の雪渓が現れました。”よかった!”。

ゆぽぽ内庭の日本庭園。ハナズオウ(紅)。この樹は、一度死に掛けました。一年切らないでヒコバエに再生を託しました。2年。ヒコバエから小さな花が咲き、種まで付けました。3年。1mほどに大きくなり今美しい花を咲かせています。命の力。”肥料で微生物や土の中の小さな生き物が助けてくれました。”


紅のハナズオウ。対で植えられた”白のハナズオウ”。紅白は、移植の時”ゆぽぽに訪れるお客様に幸あれ!”との願いが込められていました。どうしても切らずに守りたかった。紅のハナズオウを心配そうにどっしりと見守り続けた”白のハナズオウ”は、3倍の大きさで寄り添っています。



森林工芸館木工房入口。そして、エコニコ農園ブルーベリー園入口。キクモモ(菊桃)が満開です。別名”源氏車”。この花を見つめていると、鎌倉時代を想像してしまいます。”源氏の若君、義経さま”。