2010年6月6日日曜日

蝉時雨、エゾハルゼミが元気に鳴いています。

ブナの芽吹きはこんなにも可愛らしいんです。最初の双葉は大豆の芽吹き
のようで暫くすると3枚目4枚目、この葉っぱはちゃんとブナの葉っぱ、葉脈
もあります。事の始めは一年目のブナからなのかと思うと気の遠くなるような
年月です。「このブナは育たないだろうなー」とちょっと心配。

山荘の敷地内には山菜がいっぱいです。手前のヒョロヒョロしたのは野生の
アスパラ、ヒデコ(シオデ)です。少し甘味があって親指ほどの太さの物は
まさしくグリーンアスパラ、とっても美味しいんです。
その後にある草はミズ(ウワバミソウ)これもまた山菜、味噌汁の具に良し、
鍋物にも炒めても美味、自然の恵みに囲まれて好い日を過ごしています。

外に出ると甘ーい香りが漂ってきます。これでも桜、ウワミズザクラといいます。
ソメイヨシノはほのかな香りなのにこの桜は20メーター、30メータ-離れても
匂ってきます。匂いに誘われどんどん近づいていくとウワミズザクラの大木
今が満開と咲き誇っていました。

ネマガリタケです。竹薮に入ると今が盛りと出ていました。毎年同じ藪に
入っていって採ってしまいます。背丈を超すような大きくて太い竹薮には
やっぱり太いタケノコが出てきます。

上の方でガサガサ音がすると「まさか、熊?」とビックリしてしまいます。
しばし様子を伺って「人ですか?」と声をかけ、お互いにほっとしたり。
ネズミがかじったようなのもあって皮を剥いてみるとタケノコがかたくなって
いました。ちょっとした傷なのに駄目になってしまうようです。

今朝は気温11度、お昼になって17度まで上がり爽やかです。
空は真っ青だし、緑の光と緑の風、そして緑の空気に包まれて山荘は
幸せいっぱいです。