”僕は、ここにいます!”エコニコ農園ブルーベーリーの苗木も冬支度。三つのブルーベリー園の木々も”ノブチャン”と二人で結び続け、”雪囲い”も終了!枝には、来年の花芽が育ちます。重い雪の降る神代では、花芽を守る縛り方の工夫が!
落葉した葉がすっかり地面に馴染む頃、雪と共に立ち上がり輝きを見せる”ヤブコウジ”。東屋のある庭。ハウチワカエデの木の下に植えられたヤブコウジ、木陰に守られ一年ごとに増えて行きます。一日毎、寒さ増し、厳しさに顔を上げる命!
”生きていて良いんだべか?”わらび劇場”遠野物語、第一部。津波で妻を亡くした男が叫びます。災害、病、事故。命への問いかけ。けれど、山に生きる娘が歌います”どんな人にも生きていれば必ず咲いてくれる花がある”と。秋菊。
日本には、”モッタイナイ”と言う言葉があります。大切に使い切る心。捨てる時にでさえ”供養”と言う礼儀がありました。震災の日、何もかも止まり、”有る”のは空から降る雪と、薪ストーブ、そして人の真心でした。藁を縄に生かした農の心!その”手仕事”。
雪吊りは、造園の伝統技術。来年の実りとお客様への幸を祈りながら、樹に”縄”を張っていきます。雪を想像し、その重量に耐えられる角度、強度を考えます。乱れた枝も綺麗に刈り込んで春を準備!ホテル売店の外、渡り廊下に集められた宝!