2010年5月30日日曜日

山荘の周りは緑一色になりました。

夕暮れ時7時頃の駒ケ岳。左の峯が男女岳(おなめだけ)右の峯は男岳
(おだけ)山荘から歩いて15分位の所、ホテル玄関の灯りと駒ケ岳が何とも
好い感じでした。
風が吹くとぐるぐると渦のようになってひとところに集められてフワフワの
絨毯みたいになっていました。これはブナのガクでしょうか?
芽吹く前、一枚一枚の葉っぱを包んでいたのに出てきた葉っぱにおされて
フワフワと舞って地面に落ちてきます。黄色い花はイタヤカエデの花です。

何とまあ、山荘の玄関前の道を猿がとことこ歩いているではありませんか。
「君、君、何処から来たの?そして何処へ行くの?」声をかけてしまいました。
坂道をどんどん登っていくので何をするのかしばらく見ていると、周りを気に
しながらきょろきょろしたり、どかっと座って毛づくろいを始めたり。そしてまた
歩き始めて今度は木に登って太い枝にちょこんと座って毛づくろい。
はぐれ猿でしょうか、一匹だけでした。ちょっと怪我をしているようです。
近くまで行って「おーーい」と声をかけるとこちらを見ていました。

ヒメオドリコソウとイヌフグリ。雑草だけどこの花を見ると実家長野の草畑を
思い出してしまいます。ほうれん草や葱を植えた畝と畝の間にびっしりあって
「春だなー」なんて思っていました。隣近所の畑にはこういった雑草は無く
ちゃんと草取りがされて黒土なんですがどういうわけか実家の畑は・・・

ヒトリシズカが咲き始めました。可愛らしい花だけれどどうも水揚げが悪く
生けても長持ちしません。この花は毎年見るたびにヒトリニギヤカだと
思うのです。群生していてなかなか見ごたえがあります。

2010年5月25日火曜日

繰り返し深まる!

ツツジ(躑躅)が咲き始めました。毎年この位置に咲くのですが”ブーケ”のようです。樹は石が好きなのかなあ~と思ってしまいます。本当に上手に寄り添います。ホテル前、山野草縮小庭園。
これは、同じ庭。根元を同じに生まれ育ちました。種が違うのに、一緒に咲くので、”咲き分け”の花か?と思ってしまいますが、零れた種が、どうやって、この場所に植えられたかを知っているのは、虫や鳥たちだけです。

雨が続き、昨夜は荒れました。雨の日、造園作業は”移植”を進めます。もう、根が動いている季節。雨に助けられて、花を植え、水をせっせとやっている姿は、”不思議”でしょうね!遊歩道沿い”芍薬”小野小町の”あの”シャクヤクです。


躑躅もサツキも本当に種類を追跡していくと気が遠くなって行きます。いろんな種類があるものです。濃いピンクの縁取り中央は、薄い桃色。かわいい感じがします。ホテル前庭。



おやっ?花ですか~?葉の形、エンレイソウの仲間かな?蕗にも似ています。なんだか、グッと平安,鎌倉時代へと戻って行けそうな雰囲気があります。その名も”熊谷草”熊谷直実から名をもらっています。昔、武士の時代。鎧に、こんな袋(母衣、ホロ)を付けて、矢の攻撃を防いだんですね。




2010年5月23日日曜日

ダッタンフィギュア



みなさま、こんにちは☆

いよいよ、アトムも残すところあと一山(休演日から休演日までの公演を「ひとやま」と言っています)になってしまいました。
哀しい・・・。
寂しい・・・。

こういう状況でアトムCDを聴いちゃったりすると、いよいよ終わる感が強くなりますね、切ない。
そういう方、多くないですかね~???

そういう山はじめに、楽しいニュース。

↑ミテミテ、すごくない??
よく出来てるのです、実際。写真じゃちょっとわかりにくいとおもうけれど。
ダッタンのフィギュアです。
常連のお客様A氏が作ってくださいました。

実は、私たちスタッフには、前々から見せてもらっていたんだけど、今日がダッタンにあげる日だって決まっていたものだから、内緒にしていました。
てぶくろのトコと、腰のくびれのあたりがいい。

ダッタンももらってニッコリ。

なんだかアトムは、お客様にほんとに愛されている作品だと感じた日でした。






山菜がいっぱい、緑がいっぱい!!!


シドケ(モミジガサ)これを見つけると嬉しくなります。ワラビや蕗のように
何処に行ってもあるといいのですがなかなか・・・
かなり癖の強い、あくのある山菜です。おひたしやお醤油に漬け込むと美味。
昨夜はワラビとシドケとタチンボ(蕗の薹の茎)の盛り合わせ、どれもこれも
美味しくて皆様に喜んでいただけました。

山菜採りの合間、林道脇のちょっとした沼に白い卵のようなものがいっぱい
浮いていて「やや、これは何だ何だ」周りにはオタマジャクシがうようよいて
「モリアオガエル?でもあれは確か泡みたいだったしなー」
何か解らないけれど初めて見たのでびっくり、とりあえずパチリ。

ちょうど食べごろのタラノメ。お部屋のすぐ前、手が届きそうな所にあります。
昨夜は天ぷらにしました。酢味噌和えでもいいけれどやはりタラノメは
天ぷらが一番かな。

アイッコ(ミヤマイラクサ)です。葉っぱや茎にいがいががあって採る時
気をつけないといけません。かなりチクチクして痛いんです。
山荘の敷地内に毎年出てきます。これはさっとゆでて皮をむいてと
食べるまでに手のかかる山菜。少し甘みがあってお浸し良し、和え物良し。

ヤマウド。これも敷地内の土手に出てきます。何処の野山に行っても
ヤマウドがあってはじめはビックリしました。長野の実家では畑の隅に
植えて籾殻なんぞをかけてできるだけ白く柔らかくと大事に育てて
いましたから。芽が出始めた時から白くなくて青々としたウドなんです。
柔らかくてえぐみが強い、これぞ山菜。口の中にウドの香りがひろがり
幸せな気分です。生のまま皮をむいて梅味噌でいただくのが美味。

昨夜の皆様は「ウーーン、この味はめちゃめちゃ美味い」とうなって
おられました。

気温が20度をこえてエゾハルゼミが鳴き始めました。
去年の第一声は19日、春が遅かったのに生き物達はちゃんと
その時期を知っています。
ブナの葉っぱも大きくなって緑の風と緑の光、山の春。

2010年5月22日土曜日

順調に育っています♪田沢湖ビール農場

皆さんこんにちは。あいばです。

今日は前回お知らせしました、田沢湖ビール農場をさらに詳しくお伝えしちゃいます。
早速ですが第一村人発見!
畑の横で一休みしているのは、田沢湖ビールレストラン倉持料理長ではありませんか!!


いつも美味しい料理を作っているのですが、今日は暑い日差しを浴びながらがんばっていますね~。

さあ、今年はと言うと・・・
きゅうり・トマト・万願寺唐辛子・ジャガイモなど・・・昨年より種類を増やしました。
工場の若い衆も仕事の合間に手伝ってくれています。
そして、こちらはバジルです。
レストランメニューもある、サラダ・パスタ、コース料理の前菜など色んな料理に登場します。

収穫できる日が楽しみですね。
これらの野菜は、夏メニューにもお目見えする予定ですのでお楽しみにしてください。

夏本番に向けて、田沢湖ビールに合う美味しい野菜たちをこれからも育てていきますね。。。

2010年5月20日木曜日

金塊に埋もれたブルーベリー


新緑の季節、遠くの方でトラクターが田植え間近の、水を張った田んぼで作業している音が聞こえます。

頭の上にはトンビや、奇妙な鳴き声の謎の鳥!?が旋回しています。

そんな生命力溢れる季節に巡ってくる作業。 そー、バーク敷き!

エコニコ農園で大事に大事に、育てられているブルーベリー達を、更においしーくするべく、私たちはあの過酷な労働に、ここ最近は日々汗だくになって励んでおります。

解説
杉バーク?:バークとは木の皮を剥いで細かくしたもの。
なぜ杉?:針葉樹は酸性のため、ブルーベリーの性質と合う。
ナゼ敷くの?:ブルーベリーは土が低温な程、生育が良いので断熱のため。 乾燥を防ぐため。 雑草を防ぐため。


一日、6~7人がかりで10本一列を9列位敷いております。
午前中は結構、楽しくワイワイやっておるのですが、午後もおやつの時間以降はみなさん、ヘトヘトになりつつ掛け声をかけながら、無心で敷きに敷きまくっております。













厚さ、15cm以上、フカフカです。
見てください!!この、金塊の中に埋もれた様に光り輝く、ブルーベリー達を!☆☆☆

現在、3日目ですが、あと1日か2日。私たちのエネルギーを全て注ぎます。
夏には「みずみずしく」、甘~い、宝の山になることでしょう。

現在のブルーベリー、沢山の花をつけてミツバチや虫の波状攻撃(受粉のため)を待ち望んでおります。


2010年5月19日水曜日

小満(小さく無数に満ちる)

たざわこ芸術村の周りで田打ちが始まると、田圃に”命の水”が入り始めました。水面に色取り取りの花が写る季節。ホテル前、山野草縮小庭園。一番手は、”モチツツジ”。
ライラックも咲き始めました。ライラックが大好きだったスタッフが退職して、この花を見るたび彼女の笑顔を思います。65年。わらび座の中で、全国を歩き、”幸せの樹を人の心に”1本づつ、植え続けた”先輩たち”がいます。ライラック。たくさん花咲け!

ツツジが温泉ゆぽぽの日本庭園内でも美しく、あちこちに咲き始めました。新緑のグリーン一色に、見事な色を散りばめ、赤々と炎のように燃えています。命の始まり。”皆違う。そして、一緒に生きている”


草を一箇所の庭で、1千本むしります。”あ~!手首がグナグナになっちゃった~(笑)”。とつぶやきつつ、次の庭へ移動。又次には、芝刈り機を始動させ、庭中をグルグル走り回ります。そんな中でも、空を見上げると”無数に命が満ちている!”



樹の上では、小鳥たちが囀り(さえづり)、木の下では、フルフルと山野草が風に揺れます。ホテル前庭。”イカリソウ”。まもなく、深山苧環(ミヤマオダマキ)、姫シャガが始まります。どんどん、ゆるやかに庭のページが絵本を見るようにめくられて行きます。




アトム人形がロビーに・・・



みなさまこんにちは。

ミュージカル「アトム」のわらび劇場公演も残すところあと、今日も含め11ステージになりました☆☆

まだ観ていない人は、そろそろ来ないと、結構ヤバイですよ。早くスケジュールたてないと・・・。ホントに終わります。


好評なアトムらしく、このような人形を作ってくださる方も・・・。

素晴らしいですね。出演キャラの集合です。

実はまだ公開できないのですが、他にもすごいアトム出演キャラを作ったお客様がいるのです・・・!それを見たスタッフ一同が唖然とするぐらい・・なんです。
あと何日かで公開できますので、そうしたら紹介しますね。



あとみなさまお待ちかね、アトムのCDが納品されました。
ON SALEは明日5/20からです。

是非、CDでも、アトムの感動を・・・!!










2010年5月17日月曜日

鈴木裕樹を応援する会 in 奥羽山荘

皆様こんにちは! フロント高橋です。

さて、第3回目を迎えました「鈴木裕樹を応援する会」ですが、奥羽山荘にて5月15日盛大に行われましたよ。


6月3日から始まる新しいミュージカル
「山神様のおくりもの」
に主演する裕樹さんを地元の皆さんは心から祝福しておりました。






また、「さよ」役で共演される高田 綾さんにもかけつけて頂き、会場を華やかで明るい雰囲気にしてくれました。
 
 
 
ミュージカル「山神様のおくりもの」は秋田の山里のマタギと呼ばれる狩猟のお話でその名人「繁蔵」と孫娘「さよ」そして若きマタギ「弥之助」を中心とした人間模様、そして根底には深い愛というテーマが流れる大変感動的なミュージカルとなっております。

 
 
この日は約70名の会員の皆様にお越しいただきまして大変な盛り上がりでしたよ。


最後は恒例のソーラン節です。


というわけで今回も大盛り上がりのうちに終了した「鈴木裕樹を応援する会」でございました。
どうぞ皆様も6月3日より始まるミュージカル「山神様のおくりもの」にご期待下さいませ!




2010年5月16日日曜日

春紅葉に見とれてしまいます。


西木方面の山は心洗われるような春紅葉。しばし山菜採りの手を休め
周りの山々をぐるりと見て「あーー、凄いなーこの景色。今年も会えたねー」
必死に地面ばかり見つめて獲物を探すように山菜を採っている姿に
はっとして「そんなに夢中にならずにもっとゆっくりゆっくり」と言い聞かせは
山を見ている私です。

ここは昔牧場のあった所。県道沿いにソメイヨシノが植えられてだいぶ大きく
なりました。今日、5月16日満開です。桜の香りがフワッと漂っていました。
桜が散るとここの草原にはワラビがいっぱい出てきます。

満開のソメイヨシノと駒ケ岳。残雪が馬の形になり、そうなると里は田植えの
準備です。誰もいなかった田んぼに働く人達がいて活気がでてきました。
桜は春の知らせ。毎年毎年心待ちにしてしまいます。

少しピンクが濃い山の桜。山荘の近くにあってなかなか見ごたえがあります。
桜と山荘と少し残った雪と、ブナの新芽の黄緑が美しい!!
駒ケ岳は雲の中。真ん中へんにちらっと残雪の稜線が見えてはいるの
ですが。


荷葉岳(かようだけ)に雲がかかっていましたが風に流されて一秒毎に
山の姿が変わっていきます。時々残雪の山肌が見えて芽吹いたばかりの
木々が立派に見えました。そのうちあの山肌も緑になっていきます。

秋は山頂から下りてくる紅葉、春は里から山頂にむかって春紅葉の峰走り。
やっとここまできました。今日はお天気もよく小鳥の囀りも賑やかです。

2010年5月15日土曜日

2010年 男鹿鯛まつり開始

この時期、男鹿沖では、産卵のため鯛が旬をむかえます。

それに合わせ、
宿泊施設、飲食施設の加盟店では
男鹿で水揚げされた鯛を食材に取り入れたメニューを提供する
「鯛まつり」というイベントを今年は 今日から6/30まで開催しております。


もちろん、きららかも参加いたします。

今回ご紹介するのは、昼にレストランでお召し上がりいただける
鯛まつり期間の限定ランチメニューです。


-----------------お品書き-------------------------------------

【真鯛と季節野菜の焜炉(こんろ)蒸し】

真鯛お刺身・鯛のご飯・お吸い物・漬物付
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気になるお値段はお一人様あたり2100円となっております。

なお、食材の仕入れの関係上、メニューの内容を予告なく変更する場合がございますのでご了承くださいませ。

ちなみに、レストランの営業時間は11:00~15:00となっております。
それでは、皆様のお越しをお待ちしております。

2010年5月12日水曜日

ハンバーグフェア開催中です

皆さんこんにちは。あいばです。

GWも終り、新緑まぶしいの時期となりましたね・・・とはいかず、今日は雨です(;_;)


気温も前日から比べると10度程下がり、体調管理には気をつけたいところですね。

さてさて、田沢湖ビールでは昨年に引き続き野菜栽培に取り掛かっております。

ハーブ・ラディッシュ・トマト・ピーマン・そしてジャガイモなど数種類の野菜たちを立派に育てようと田口支配人のもと、ひそかに田沢湖ビール農場がオープンしました。(オープンと言ってもレストラン周辺の一角を使用しているだけなのでした)
こちらは、レストランの看板娘Nちゃんがモクモクと草むしりをしています。
‘早く大きくな~れ’と囁きも聞こえてきそうな一枚を紹介しました。

そして、4月より開催中の大好評ハンバーグフェア。
わらび劇場公演‘アトム’にちなんだアトム10万馬力ハンバーグが大人気!!
その全貌はと言うと、肉汁たっぷりジューシーなハンバーグがなんと二枚も!そして間にはフレッシュトマト、こんがり焼いた八幡平ポーク、ソーセージなどがサンドされて食べ応えあり。上にはとろ~りチーズと目玉焼き。温野菜も彩り良く並び超×②ボリューム満点です。
一人でペロリと食べるお客様もたくさんいますよ。
その他にも、イタリアン・和風おろし・ジャーマン・目玉焼きハンバーグもご用意しております。

さあ、ハンバーグフェアも5月いっぱいで終了です。皆さん!田沢湖ビールレストランへお急ぎくださいね。お待ちしております。

思い出す”力!”。

待ち焦がれたソメイヨシノが、”八重紅枝垂れ”へバトンを渡すと、同時に眠っていた木々の若葉が次々に葉を開き”眩しい緑”の季節に塗り替えられました。ホテル前山野草縮小庭園。シラネアオイ(白根葵)。この可憐な花。色の美しさと中央の房に金の気品があります。アトムでトキオを演じているのも、”葵くん”です。
いつだったか、”駒のイナナキの向うに、イヌワシが羽ばたいているよ”と教えてくれた人がありました。気候の変化で雪が少なくなり、今年はどうか?と心配しました。たざわこ芸術村の周りで一斉に田打ちが始まる頃、見事な駒の雪渓が現れました。”よかった!”。

ゆぽぽ内庭の日本庭園。ハナズオウ(紅)。この樹は、一度死に掛けました。一年切らないでヒコバエに再生を託しました。2年。ヒコバエから小さな花が咲き、種まで付けました。3年。1mほどに大きくなり今美しい花を咲かせています。命の力。”肥料で微生物や土の中の小さな生き物が助けてくれました。”


紅のハナズオウ。対で植えられた”白のハナズオウ”。紅白は、移植の時”ゆぽぽに訪れるお客様に幸あれ!”との願いが込められていました。どうしても切らずに守りたかった。紅のハナズオウを心配そうにどっしりと見守り続けた”白のハナズオウ”は、3倍の大きさで寄り添っています。



森林工芸館木工房入口。そして、エコニコ農園ブルーベリー園入口。キクモモ(菊桃)が満開です。別名”源氏車”。この花を見つめていると、鎌倉時代を想像してしまいます。”源氏の若君、義経さま”。