2010年6月30日水曜日

高貴な心!

雨が続きます。今年は、低温が続き、やっと花菖蒲も開き始めました。エコニコ農園ブルーベリー園も昨年より、1週間遅れて生育が進行中!ブルーベリーの摘み頃は、”7/10”頃。森林工芸館の庭は、紫色が、はらり、はらりと彩りつつあります。
紫色は、高貴な色。”高貴”といえば、小劇場庭に”ナツツバキ”(夏椿)の花が満開!別名ヒメシャラの樹。シャラといえば、お釈迦様。祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響あり。”沙羅双樹”の花の色、盛者必衰のことわりを表す。”シャラ”です。

紫といえば、聖徳太子の衣。紫式部。凛として、美しい!


東屋の庭でも”アジサイ”が、紫の色を出し始めました。昨年だともっと色とりどりのアジサイになっていました。やっぱり、1週間ほどスローテンポに自然は、時を刻んでいます。



咲ききった”花菖蒲"も美しいけれど、咲き方が、又美しい。色っぽさがあります。大きな花びらを解くように咲いて行きます。




2010年6月27日日曜日

梅雨の晴れ間に行ってきました。

駒ケ岳登山道のバス路線はくねくねと65カーブくらいでしょうか、山荘近くの
バス停から30分で八合目に着きます。朝は霧がかかっていたのにどんどん
晴れてきて好いお天気になりました。山は中高年(私達も)ばっかりですね。

片倉岳展望台から男女岳(1637m)を望む。本当に好いお天気、青空が
いっぱいです。汗ばんだ身体に爽やかな風、さっと汗がひいていきます。

小岳と女岳(40年ほど前に噴火した山、今も蒸気があがっています)
男岳(1623m)稜線からの眺めです。通称ムーミン谷といってチングルマの
群生地、まだ雪が残っていました。


歩き始めるとすぐにハクサンチドリ、色違いのお花が並んでいました。
「山にも春が来たなー」と思う花、優しい気持ちになります。
周りには8月には咲くヤマハハコがいっぱいありました。

イワカガミ。葉っぱがてかてか光って鏡のようです。今が花盛りですね。

ショウジョウバカマ、この花は雪が消えたばかりの所に咲いていました。
他の花より春を感じるのが早いようです。

今日はさっと4時間コース。山全体がお花畑のようで何時行っても感動して
しまいます。

2010年6月23日水曜日

夏至!から七夕。

森林工芸館庭。サツキ。波を打つ様に、ひらひらした花型。”底白の花柄”とは、逆の中央染め。”覆輪”池の石組みに沿って咲き華やかです!今日は、明方から、雷、どしゃぶり。シトシト雨。
雪を乗せたように緑の枝一杯に咲く”ヤマボウシ"。田沢湖ビール庭の記念樹。”ベニヤマボウシ”。以前あまり気にしないで、肥料をあげていました。”どうして、紅色が出ないの?”の質問をしてくれた人がありました。肥料を止めると、花に紅が!!

田沢湖ビール支配人。田口さんが植えたラベンダー。2年目の株は、一回り大きく、花数も増えています。やり続ける事の偉大さを、ビールのスタッフは、教えてくれます。


ゆっくりと始まる”あじさい”。今年は、”空梅雨(からつゆ)?”とも。降らないといえば、全く降らず、降るといえば、底が抜けた様な雨。8月のわらび座、小劇場公演に”未来に生きる街”という作品があります。自然と人との共生を紐解く作品。



これも”波打ち咲き”エコニコ農園ブルーベリー園へ繋がる、森林工芸館の庭は、これから、花菖蒲が満開になってきます。今年、水仙ロードが見事!終了すると、アヤメロード!来年に向けて、”花菖蒲ロード”を仕掛けています。地上の天の川。




2010年6月21日月曜日

消防訓練の日☆



みなさま、こんにちは☆

新宿へ旅立った「アトム」は大変好評です!
実は初日に私も観にいきましたが・・・ほんっとに素晴らしい!のヒトコト。
拍手、拍手!!

劇場で約2ヶ月の公演をしていた作品ということでの思い入れもある分、ほんとに感動しました。

ゼッタイ、ゼッタイ、観た方がいい☆
トキオ(葵さん)のアズリも良かったよ~♪
元気なアズリ。
観られて得した気分です。

というわけで、久々の午前公演の本日、山神班は消防訓練でした。
毎年恒例の消防訓練。
さすが!わらび劇場!といわれるぐらい本番さながらの、臨場感溢れる消防訓練。
結構あたふたするぐらい、緊張感があるんですよ・・・(ホントかな?)。

避難完了の合図が出ると、
たまたま劇場前にいたお客様から、何故か拍手。

このように日々、お客様の安全に努めておりますので、是非安心してわらび劇場へお越しください、ね♪


2010年6月20日日曜日

暖かくなってきました。

何と田沢湖は水遊びをしている子供達でいっぱい、
ようやく暖かくなりました。水はけっこう冷たくて大人は湖畔で見物です。

水の中の石拾いをする兄と妹。砂浜に大小50個ほどの石を並べて何回も
数えていました。途中数が抜けたりしていましたが夢中になって何回も数え
楽しそうです。子供の心の世界はどんななんでしょう?

山荘の周りはオダマキの花盛りです。この色の花は山の中にいっぱいあって
はじめて見た時はビックリ、オダマキはお花畑にあるものだとばっかり思って
いたのにそこらじゅうにあるのですから・・・

コマユミの花は薄緑、秋のあの見事な赤い葉っぱと実はかなり派手なのに
今はひっそりと目立たないように咲いているのです。
どんな木も草も花が咲いて実がなって次の世代へとつないでいて立派!!

ズダヤクシュ、これもまた目立たない花。ここ山荘の仕事をするまでは全く
知らなかったんです。まだまだ知らない事はいっぱいあってこれからも
一つ一つと思っています。

ヒメシャガは楚々としていて大好きな花。今年も心待ちにしていました。
「シャガは家のお花畑にあるけどこの花は見たことが無いねー」とお客様。
そう、この花は野生のヒメシャガ、田沢湖畔の低い山にもありました。
山荘の土手にも今が盛りと咲いていています。

2010年6月16日水曜日

希望への橋渡し!

10日目の雨。新宿へ”アトム”のメンバーが出発。わらび座の若者たちの”まっすぐな心”。客演の役者さんたちの人生が浮かび上がる作品になりました。速水さん、”ドクター.スラー”役。子どもたちと重ねた人生あればこそ!見事なドクタースーラ。
ゆぽぽ日本庭園は、白と黒に敷かれた玉砂利の川に沿う”銀盃草”が満開!築山の添えに咲く、サツキが、躑躅(つつじ)の後を追います。さつきは、まだ”?”です。これは、剣弁咲き。花びらの先が尖り、”底白”(そこじろ)と呼ばれる花柄を持ちます。

ホテル玄関先。暑い季節には、スダレと競演。和の心。”アトム”新宿公演のトキオ役”良知さんは、空にまでも飛んで行きそうなほど、身の軽い方で、とても繊細な表現を魅せてくれる方でした。新宿限定の”今を生きる若者の”明るい真剣な競演!



サツキを追っかけています。真剣に追うのは、雪の降る2月!今は、とにかく写真に収めます。草取り、草刈り、芝刈と、ヨレヨレする手首をなだめながら、ニコニコ顔の花たちと庭に遊ぶ小鳥たちに囲まれて。これは、”波打咲き”



安達和平さんで、皆様おなじみ。こちらは、アンネの薔薇の”孫"。昨年、地植え。雪囲いに守られ、2010年、デビューです。井上ひさしさんが、多くの先人たちの思いを作品に遺し、”残念だったろうな”、希望への橋渡しの言葉をくれました。深謝。




2010年6月14日月曜日

畑!



奥羽グラウンド・ゴルフ場の脇にある圃場です。昨年までほぼ耕作放棄地となってしまっておりましたが、今年の我々は一味違います。

自分達で作付した野菜を売ったり、料理として提供したいという目標に向かい取り組んでいる途中です。

また、今年は9月に首都圏から修学旅行の学校さんが来て農作業体験を行ないます。それに合わせて収穫を行なえるように今から作付を行ない備えております。

そして、こちらの枝豆が、我らが料理長・永山仁が自ら手をかけているものです(多分1人でこの枝豆をつまみに一杯やる気です)。遠慮がちに通路の境目の雑草と区別が付かないような植え方をしてしまっておりますが、もうやる気満々です。

枝豆だけでは飽き足らず、近日中にネギの作付も行なう予定です。どれほどの物になるかは分かりませんが、運が良ければ料理長が育てたネギを味わうことが出来るかもしれません。

2010年6月13日日曜日

今年も出会いました。

山荘の周りを歩いていると(実は羽化している蝉はいないか探したんです)
ヤマウドの葉っぱの裏側にしがみついているエゾハルゼミを発見。
殻から出たばかりで触ると壊れそうなほど柔らかく赤ちゃんみたいです。
見つけるたびに「今年も出会えたねー」と私の独り言。
緑色の柔らかい羽がだんだんとしっかりして色が変化していきます。
目の前で赤ちゃんから大人になるまでを見ているような感じなのです。

だいぶしっかりしてきたので蕗の葉っぱの上にのせてあげました。とたんに
シャーとやられてしまいました。余計なお世話だったようです。
「まだ足は緑色なんだよー」「飛ぶまではもうちょっとかかるんだから」
くりくりした目がもの申しておりました。

レンゲツツジの赤が青空に映えていました。
この花は秋田べコツツジというそうです。私の実家の長野ではオニツツジと
言っていました。山羊が食べると口から泡を吹き出してそのままにしておくと
死ぬこともあって大変でした。越中富山の薬売りのお婆さんから買った薬、
毒けしを飲ませて何とか切り抜けたのを思い出してしまいます。

後のピンク色の蕾はタニウツギ。今が盛りと咲いていますがこの花は
何故か家の中に飾ってはいけないといわれています。

クリンソウの濃いピンクが美しい!!この花も実家の家の裏側にあったっけ。
湿った所がいいようです。自生しているのかな?誰かが植えたのかな? 
けっこういっぱい咲いています。

マイズルソウ、何とも可愛らしい。群生して咲くので足の踏み場もないくらい。
水揚げがよく長持ちして花瓶にさして楽しませてもらっています。

今日は皆様青空の下、駒ケ岳登山にご出発。どんなお花が咲いていたのか
お聞ききできます。今夜はきっと山のお話で盛り上がることでしょう。 

2010年6月10日木曜日

北秋田フェア

田口です。ども。


暑い日が続きますね~。
あまりにも暑くて溶けてしまいそうです。脂肪が・・・(笑)
さてさて、話は変わりまして
6月3日からわらび劇場でミュージカル「山神様のおくりもの」がスタートしました。
6日にはファンの集いも田沢湖ビールレストランで開催され沢山のお客様で
にぎわいました。

先日私も舞台を拝見しましたが笑いあり、涙ありであっという間の時間でした。
改めて自然の大切さ、やさしさ、厳しさを学び人の心のつながりや命の大切さを
再認識できた舞台でした。
是非、皆さんもご覧下さい!素敵な舞台です!

さて、田沢湖ビールショップではこの「山神様のおくりもの」にちなんで
マタギの里・北秋田フェアを開催しています。
北秋田の名物を並べてみました。↓↓↓


                       色々並んでおります

↑こちらは阿仁名物「なんこ鍋」。馬の肉を使用した
馬肉煮込みとモルモン煮込みです。これがまた絶品です!

↑こちらはマタギの里栗まんじゅうとなぜか「わらびまんじゅう」

レストランでは阿仁をイメージした「山菜スパゲッティ」を準備しております。
皆さん、一度遊びに来てくださいね~☆

2010年6月9日水曜日

真実を見極める!

本日の気温。28℃!昨日と連続です。たざわこ芸術村の庭では、スプリンクラーを回し乾燥をホローします。小劇場の庭。バイカウツギ。甘い梅の香”梅香”天然のグリーンは、水滴のかたまり!東屋庭。遊歩道沿いに今年も”ヤマボウシ”(山法師)が、白い花?を咲かせています。中央の円いグリーンの粒は、秋、真っ赤に熟す、甘い”実”です。暑い日差しの中でも、緑の木々と白い花は、涼しさを演出します。

今年は、次々と2年前の”移植”が、花開きます。移植の状態、その後の環境などで、花の咲き具合は、随分違ってきます。ゆぽぽ内庭、日本庭園。男性大浴場からも芍薬が、見事です!東屋庭。遊歩道入口にも。かかった時間は、宝!


森林工芸館の広い庭。シルバー人材センターから、助っ人をお願いし、草を取りました。翌日から、アヤメの開花!草を取りながら、膨らんでいる”蕾”(つぼみ)のかわいかった事!虎斑模様が特徴です。



咲き始め、黄緑色。葉に染まって気付きません。東屋庭。少しずつ、真っ白に染まり始めました。テマリカンボク。”手毬”。アジサイの様に見えますが、葉の形の”三つ葉”に特徴があります。花が一枚ずつ散り、地面を真っ白にする様は、圧巻です!




2010年6月8日火曜日

秋田県民のココロ

みなさま、こんにちは☆

本日も山神様のおくりものは、たっくさんのお客様に御覧頂きました。

今日は北海道の中学生と、秋田県内の団体のみなさまで1階も2階もいっぱい♪

うれしいことですね。

でも、北海道の学生のみなさんなんか、セリフとかわかるのかな?通じる??
観た人はわかりますが、山神・・・は、セリフも「ど秋田」。ばりばり方言です。
私も結構ギリギリだな、わかるギリギリ。
フィーリングだね、なんとなく通じてOK。

でもほんっと、秋田県民は秋田の言葉出れば喜ぶね~。
なんか不思議なくらい。
どうしてこんなところで笑うのかな~って思うところで笑う。
表面の意味以上のものを、方言は伝えるのかな?
言葉の深さを感じます。

下の写真は、秋田信用金庫割山支店のゆとり倶楽部のみなさま。
秋田市出身の柴田君にステキなお花を頂きました。
柴田君、私服で馴染んでいますが、学生の踊り指導のためにダッシュで着替えたんです・・・。

秋田のココロに響く作品だと、口々にほめていただきました。


祝!ラズベリー

大変ご無沙汰しております。田沢湖ビール田口です↑↑


皆様本当にお久しぶりです。

長い旅に出ておりました(ウソ)


さて、本題に入ります。

題名の通り2年前に植えた愛しのラズベリーちゃんがようやくここまで大きくなりました。


・・・というのも実はわけあって昨年カットされちゃったんです・・・


でもさすがはラズベリー!強靭な根っこはすぐに広がり4月にはほんの芽を出した程度の

ものがこんなにすくすく育っております。


うれしい限りです!


肝心の実はまだつきそうにありませんが来年が非常に楽しみです。


また、ラズベリーの奥にはあけびも植えています!こちらも楽しみですね。


さらに!あいばさんから投稿があったように田口農園も順調に稼動しております。


先日は水菜とラディッシュ・はつか大根が収穫され今はアスパラ菜を栽培しております。

こちらも後日観察日記のようにUPしたいと思います。


全てとはいきませんが自分たちで育てた野菜を皆様に召し上がっていただきたいと

願いを込めて栽培しております。どうぞ一度ご賞味くださいね☆

2010年6月6日日曜日

蝉時雨、エゾハルゼミが元気に鳴いています。

ブナの芽吹きはこんなにも可愛らしいんです。最初の双葉は大豆の芽吹き
のようで暫くすると3枚目4枚目、この葉っぱはちゃんとブナの葉っぱ、葉脈
もあります。事の始めは一年目のブナからなのかと思うと気の遠くなるような
年月です。「このブナは育たないだろうなー」とちょっと心配。

山荘の敷地内には山菜がいっぱいです。手前のヒョロヒョロしたのは野生の
アスパラ、ヒデコ(シオデ)です。少し甘味があって親指ほどの太さの物は
まさしくグリーンアスパラ、とっても美味しいんです。
その後にある草はミズ(ウワバミソウ)これもまた山菜、味噌汁の具に良し、
鍋物にも炒めても美味、自然の恵みに囲まれて好い日を過ごしています。

外に出ると甘ーい香りが漂ってきます。これでも桜、ウワミズザクラといいます。
ソメイヨシノはほのかな香りなのにこの桜は20メーター、30メータ-離れても
匂ってきます。匂いに誘われどんどん近づいていくとウワミズザクラの大木
今が満開と咲き誇っていました。

ネマガリタケです。竹薮に入ると今が盛りと出ていました。毎年同じ藪に
入っていって採ってしまいます。背丈を超すような大きくて太い竹薮には
やっぱり太いタケノコが出てきます。

上の方でガサガサ音がすると「まさか、熊?」とビックリしてしまいます。
しばし様子を伺って「人ですか?」と声をかけ、お互いにほっとしたり。
ネズミがかじったようなのもあって皮を剥いてみるとタケノコがかたくなって
いました。ちょっとした傷なのに駄目になってしまうようです。

今朝は気温11度、お昼になって17度まで上がり爽やかです。
空は真っ青だし、緑の光と緑の風、そして緑の空気に包まれて山荘は
幸せいっぱいです。